力強き美内すずえ
最近、漫画がつまらなくなってきた。
理由は多分、キャラ重視しすぎた漫画が多すぎて、内容的に読み応えのない奴が多すぎて、読んでて「あー、昔の●●に似てるなー」と元ネタを見つけてしまうから。
だから、昔の文庫本とかに向かってしまう。いまごろジョジョ読んだりとかな。
現行の単行本にあんまり手が伸びない。知識として、ハルヒとからき☆すたは知ってるけどその辺は漫画喫茶で十分。ここ一年新規の物語で漫画の単行本を買うって事がなくなった。まいったなー。
そんな漫画卒業寸前の私に妹がとある文庫本を。
ガラスの仮面 は読んでるけど、へー短編か。話がいかにも昔の少女漫画だよなー。
…と思った私が悪うございました。
おもしれー!これ、こういう怒涛の展開ってのがほしかったんだよ。(でも短編)
何が面白いかというと、主人公のもつ強さってのがはんぱなく伝わってくる。
例えば「ガラスの仮面」だと、「演劇の才能」だと思うのですが、その才能を他人に浸透させるチカラ技というのがもう凄い説得力で。今回の「王女アレキサンドラ」だと、「どんなときでも他人を信じ居ること」なんだけど、その下手すると狂気かと思ってしまうくらいの強さが他人を動かすという、そのクルーヴ感というのが読んでて圧倒される。
これは下手な少年漫画よりもすごい強さかもしれない。最近の少年漫画は少女漫画の負の部分(独白的な物語の展開…もちろん名作もたくさんあるけど、最近は一人よがりなのが多い)似影響されてしまって、ビルドゥングスロマン(成長物語)としては成立出来てないのがたくさんある。へたすると物語り全体の整合性を欠いてしまったオナニー漫画もあるかもしれない。
おいらさ、もう、トラウマがどうのこうのって漫画はいらないんだよね。作家としてはやりたい分野なんだろうけど(おいらも作家的メンタリティとしてはやりたいネタですが)、これは病人の愚痴になりかねないし独自性がないといらだつだけというか。なにより切り口が浅すぎる。
それよりは、一人の人間で何がが変わる、そんな漫画がほしい。
そのヒントとして、美内すずえの「つらぬくチカラ」はいろんな意味で参考にしたいです。

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